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2015年2月18日水曜日

価格が下がっても気にならず、長く投資を続ける方法

長く続けるといい理由

投資をして、平均で毎年5%ほど利益が出るとします。100万円は10年間で150万円、複利で計算すれば162万円になる計算です。
同じ利益を1年間で出すことはできるでしょうか。コツコツ10年かけるより、ずっと難しいことは確かです。
長く投資を続けると必ず成功するというわけではありませんが、短い期間で利益を出すときよりも簡単な場合が多いのです。投資本に「投資を始めるなら若いうちのほうがよい」とよく書いてある理由もここにあります。
短期間で投資することが悪いわけではありません。そのほうが効率がいいのは確かですし、長期間になればリスクも増えます。長い時間をかけたほうが可能性がある、ぐらいに考えてもらえるとちょうどいいと思います。
ポイント
同じ利益を出すなら、短時間よりも長い時間をかけたほうが難易度が低い

敵はヘッジファンドではなく自分

ではどうやったら長い期間投資を続けられるでしょうか。
ひとつの答えは、今すぐ始めることです。もうひとつの答えは、「自分」という弱点をカバーする方法を確立するということです。
「自分」という弱点と書きました。そうなのです。投資をはじめたときに遭遇する敵は、他の投資家でもヘッジファンドでもありません。「自分」なのです。
たとえば買った株が値下がりするとどうでしょうか。どこまで下がるんだろうと心配で不安な気持ちになります。早く売ってしまいたいと思います。実際に売ったら、しばらくは投資をやろうという気は起きないはずです。
面倒くさい、というのもポイントです。銘柄を選ぶ、注文を出す、株価をチェックするといった作業はできればやりたくないですよね。面倒くさいために、投資から離れてしまうのです。
ポイント
投資を長く続けるときの障害になるのは「自分」ということが少なくない

おすすめは「積み立て」

ここで提案したいのが、「証券会社でインデックス投信を毎月一定額積み立てで購入する」という方法です。メリットは3つあります。
(1)手間暇をかける必要がない
投資で一番悩むのは、どの商品を購入するかです。正解はないですし、時間をかけて分析しても良い結果が出るとは限りません。
インデックスファンドとは、「ソニー」といった個別の銘柄ではなく、「日本の株式」「海外の新興国の株式」といった全体に投資できる商品です。全体に投資するので迷うほどの選択肢もなく、1社の成功や失敗の影響を受けにくくなります。びっくりするほどの好成績は出しにくくなりますが、倒産してしまい紙クズになるような大失敗の可能性もぐっと減ります。
ポイント
商品選びに手間暇をかけなくても、ある程度安心して投資できるのがインデックスファンド

ヒント
インデックスファンドについては、たとえば以下のサイトをご覧ください。
山崎元「ホンネの投資教室」  第107回 投資信託の入門(上)
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/market/opinion/yamazaki/yamazaki_20090807.html
(2)一度商品を選び、しくみを作ってしまうと、後は何もしなくてよい

手間暇の話とつながりますが、しくみを作れば、あとは勝手に事が進みます。
毎月●万円を××ファンドに、毎月△万円を◆◆ファンドに投資する、と決めます。後は勝手に、毎月銀行口座から一定額が引き落とされ、ファンド購入までやってくれます。買う日なども事前に決めておくので、今日買おうか明日買おうかと悩む必要もありません。
(3)値下がりを、好意的に感じることができる
一定額積み立てるというところがポイントです。値下がりすればするほど、その月はより多く買うことができるのです。投資の基本は安く買って高く売るですから、安く買うチャンス到来と考えることができるわけです。

はじめ方

手間やコストを考えると、インターネット取引がおすすめです。いわゆるネット証券各社は、積立購入のサービスを用意しています。証券会社によっては対応可能な銀行に制限があるので、各社のホームページをチェックしてみてください。
ヒント
ネット証券 顧客満足度ランキング
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